「野外プレイでビブラート」は力強く美しい男性と女性の混成合唱。響き合う二つの心は無限の可能性を秘めている。木陰から輪唱が聞こえる。それがユニゾンに達するときこの上ない喜びに満たされるのです。 |
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「そこのところ、全部持っていって!」 | ||
好きな人のことはなんでも知りたい。たとえそれが毛穴の数であっても。地底に眠る太古の神秘から人体医学の驚異に至る穴研究家の僕らには願ってもない朗報がここにある。ポアンカレ予想や1960年代の前衛彫刻まで、空間を突き抜ける無質量空間は人類を惹きつけて止まない存在。私達の好奇心はいよいよ最後の局面にさしかかった。これを見ずして洞窟論を語ることはできないのである。
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「ぽたぽた垂れてくるぅ〜」 | ||
人間が果実を収穫して5000年以上が経つ。その間いろいろな食べ方を工夫してきたのだろう。葡萄は唇を使ってゆっくり味わってほしい。桃はまず舌でしっかりと下準備。歯を立ててかじると汁が湧きでてくるので溢さないように注意して。最後にバナナは皮をむく前にしっかり観察してみよう。口の中では絶えず吸い上げるようにして、我慢しきれなくなったら一気に飲み込んでもらうべきだ。
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「見られていたって、やめないで・・・」 | ||
社会認知学上、他者からの視線や期待は個人の能力の向上に貢献している研究結果が報告されている。「見られている」という意識はそれだけでモチベーションを高めてくれる。普段では不可能な技術や演技も楽々クリアさせてくれる重要なファクターだ。より大胆に、美しく変貌するまたとないチャンス。体内分泌液も大幅増量でいいことづくめの120分がめくるめくインスピレーションをもたらしてくれる。
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「下着は初めから付けいていません」 | ||
文化の進化とは省略の歴史に他ならない。面倒な習慣は簡略化され淘汰してゆく。君との間に多くの言葉はいらない。ぼくたちには時間がないのだ。望んだままに振る舞えば、全ては「以心伝心」の範囲に収まってゆくだろう。最高のコミュニケーションが実現してゆく。後は相互信用のままにスキンシップに移行すればいい。全てからの脱皮、それがこれからやってくる至福の時間になるだろう。
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「そうだ、あの河原へ行こう」 | ||
誰にも懐かしい場所がある。青春を過ごしたかけがえのないフィールドのことである。そこで色々な経験をしたことだろう。沢山の人と知り合い、多くの技術を体得してゆくもの。野外プレイは人間を大きく成長させる。人生をより豊かにするためにどんな環境でも能力が発揮できるようにしておかなければならない。チャンスは最大限に生かすこと、そうしてゆっくりと理想の自分になってゆくのである。
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「週3回、僕らの貴重な30分」 | ||
とにかく忙しい!けれど大切な人に会う時間は何とか作りだせるもの。時の長さではなく密度が重要なのである。息の触れあう距離で語り合おう。この世界はきっとそんな風に回っているに違いない。君の体温を感じられるだけできっと僕らは幸せになれるんだ。シーツの海に横たわる彼女は永遠の微笑みを投げかける。そして今日もまた、30分のクルージングが始まる。
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「タバコ、あたしのならあるけど・・・」 | ||
一時も離れたくないから、切らしたものを彼女が勧めてくれた。そんな優しい女性なのである。髪の毛の先からつま先まで全て任せてしまうのも愛情なのだろう。アダルト動画のような恋をしよう!こわれるほどに抱き締めなければ確認できないものもある。柔らかく徐々に圧力をかけてもらう部分もある。コントロールはもはや不要。心のままに到達すればいい・・・。今日の予定、キャンセルしてもいいんだ。
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「バター?それともハチミツがいい?」 | ||
同じものでも塗りつけるものによって全然味覚は変わる。柔らかいところや固いところ、半生な所によっても全く違うモノになるから不思議だ。柔らかな二つのこりこりした先端は蜂蜜がいい。おへそからぐっと下がったところならバター。体温でゆっくり溶ける様子を眺めていたい。たぶんあの人は我慢できなくなる。動きが変になるころ、要求に答えてあげてもいい。今夜のディナーから明日のモーニングサービスまで時間はたっぷりあるのだから。
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「心配しないで、全部飲んであげるから」 | ||
どこでも大丈夫。やさしい女性は全てを飲み干してくれる。自由に生きてゆける。喜びさえ抱いているのだからそうしてあげるのはあなたのライフワークなのかもしれない。期待に添えない男は悲しいだけ。全てを任せるのもいい。時には頭を両手で押えてあげよう。いつもよりゆっくりしていたい気持ちはきっと抑えられなくなる。全身でハッピーな感情を表現する大きく空いた唇が何よりのご褒美になる。
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「後部座席はいつでもパラダイスなのさ」 | ||
車のバックシートにもたれかかって、いつも星を眺めていた。おかしなことを言うきみに心から興味がある。野外プレイに至ることは自然の流れだと思う。人類が繰り返してきた若さの歴史ともいえるだろう。声が聞きたい。動物のような音を喉の奥から絞り出すキミは野生化した生き物に見える。もう言葉は通じないだろう。感覚を頼りに部分を探りあてる。土ふまずの辺りが一番耐えがたい領域であることは間違いないだろう。
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「さしこまれたら、こわれていくかも・・・」 | ||
差し込むことでスイッチは入る。壊れたのでななく本来の状態に戻ったというのが正しいのだろう。反復運動はいつも同じではない。ストロークごとに変わってゆく姿が途轍もなく愛おしい。わざと激しい運動をするのは更なる感覚を求めていることに他ならない。未開の領域が誰にでもあるように、時にはルールを飛び越える必要がある。電源をリセットしよう。アダルト動画を再生したまま違った感触を欲するなら5センチ下を試すのもいい。
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「誰も知らない幸福」 | ||
個人しか知りえない幸せがあるという。古いアメリカの詩人の言葉だ。それは人によって全く違うものでもある。形状・臭い・温度、人間は色々なものに依存しなければならない。親指と同じ大きさにその感情が詰まっているとしたら、それもまた世界だと言える。天井を見ていた。自分の体をいとおしく感じる瞬間、野外プレイからの帰還は別のストーリーの始まりといっていい。指を縦に滑らせる。時間差のレスポンスはまだ見ぬ楽器に分類出来るだろう。
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